- Blog記事一覧 -五十肩のメカニズムから運動療法について
五十肩が発生するメカニズムとしましては、その多くが突如として痛みが発生する形になり原因不明で強烈な肩の痛みに苛まれてしまう形となります。
そのため、多くの50代に突入して五十肩を発症された肩は、「なぜ痛むのか?」と言う形で原因が分からない形になり、痛みと向き合わなければならない形となります。
また多くのケースの場合が片側の肩に発症する形となります。
片側だけ突如として痛みに苛まれるようになりましたら、五十肩であると言っても過言ではありません。
原因としては不明ですが、これまでの職種に影響されている積み重ねの部分は多いと思います。 肉体労働をされて肩を酷使されている方と、肉体労働をされておらず、オフィス従事者である方々については、圧倒的に前者の方で、五十肩になる割合がかなり多いとされます。
やはり長年の労働による肩への負担と言うのは影響が多い形で、22歳頃から、現場でセメントを担いだり様々な資材を肩に担いで運搬してきた方と、22歳頃からオフィスワークでしか勤務して来られなかった方々のことを考えますと圧倒的に前者の方で五十肩になると思われます。
少なからずとも、現在従事されている職種が影響していると思われます。
五十肩の分析的な見解としましては、肩関節周囲組織が退行することによる、退行性変化を基盤として明らかな原因なしに発症し、肩関節の痛みと運動障害を認める疾患群と定義されています。
ですので、加齢に伴う組織の変形と言う形で、年齢とともに、肩の部分にある関節を覆う膜や骨同士を結びつける靱帯の柔軟性が低下することで五十肩が発生するとも考えられております。
上腕部の筋肉と骨をつなぐ腱板においても、加齢にともない変性し、炎症を起こすことも原因となることが多いようです。
五十肩はある日突然訪れるような形になります。腕を動かした際に、鋭い痛みが発症してしまうのが、五十路方の特徴であるのですが、特徴としまして、腕や手先等にも痛みが移行する形となります。
これが急性期についての痛みと言う形になり、場合によっては眠れなくなる程の痛みを伴ってしまう可能性もあります。
この急激な片側からの痛みを五十肩による急性期としておりまして、急激に痛みに襲われる形からこのように最初に痛みが走る段階を急性期と呼んでおります。
次に、急性期の痛みにより五十肩が発症してからなのですが、痛みは慢性期と言う状態に移行する形となります。 この慢性期においての特徴としましては、急激的な痛みから解放される形で痛みが鋭い痛みから鈍い痛みに移行して、痛みに慣れてくると言う感覚が正しいのであると思います。
この慢性期の特徴としましては、肩を動かせる可動範囲が減少してしまうことであります。
例えば背中が痒い時に手を後ろに伸ばそうと思った際に、激痛が走ったり、伸ばしたくても伸ばせない形になり、明らかに五十肩を発症する前と比較しまして、可動領域が減少してしまうこともあります。
また痛いからと言って逆に肩に刺激を与えることを恐れると更に可動範囲が減少することにも繋がりますので、自然な形で痛みを伴ってもある程度動かすことが重要であります。
このような突如として痛みが走り五十肩になってしまった状況としまして、改善する方法あるいわ、予防する方法としましては、肩を回す運動が良いとされています。
肘を視点に準備体操である腕の運動や肘を前に回転させて回したり、後ろに回転させて回したりすることによりまして、肩を柔軟にできる効果が生まれる形になります。
また、肩をすくめてこわばるような形で、内側にしたり、10秒経過してから外側に戻したりと繰り返すことも効果があります。
急性期は安静にすること、慢性期になり、ある程度痛みに慣れましたら痛みが走る方の肩に、重い物であるアイロン等を持って振り子運動をしてあげることで、可動領域の改善にも繋がります。
とにかく緩やかに刺激を与えることが大事でありますので、痛くても慢性期に腕や肩の運動をするようにしてください。
平和鍼灸接骨院
茅ケ崎市浜竹1-7-22
TEL&FAX 0467-83-1005
HP:https://heiwasekkotuin.com/
インスタ:omisan_channel