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トレーニングチューブを使った肩こり改善エクササイズ

2019.08.15 | Category: 五十肩,肩こり

今日はトレーニングチューブを使った肩こり改善エクササイズについてお話したいと思います。

肩こりを改善するために大切なのは、肩甲骨周辺の筋肉を鍛えて、可動域を広げることです。
肩甲骨の運動にはトレーニングチューブ(理学療法ではセラチューブ)を使ったエクササイズをすると効果的です。

肩こり改善のために肩甲骨周辺の筋肉を鍛えますが、負荷は非常に軽くて良いので、薄めのものを使用します。

筋肉をつけようとして負荷の強いものを使うと、筋肉が炎症を起こすなどして、逆に肩こりをひどくしてしまうことがあるので注意が必要です。

基本の運動は細い木の柱などにチューブをかけて、それを前から後ろへ両手で腰のあたりまで引く動作です。

この運動をすると両方の肩甲骨が近づいて筋肉が弛緩するので、肩こりで緊張した状態を改善することができます。

この動作を10回行い、1分間休憩しながら、さらに2セット行います。

これを毎日続けることにより、肩甲骨の可動域を広げることができます。

事務仕事などでパソコンを使っている人は基本的に肩の位置が前にずれているので、痛みを伴う肩こりや、五十肩と呼ばれる症状に悩まされることがあります。

この運動は毎日の事務仕事で固まった肩甲骨を正しい位置に戻すことができるので、肩全般の症状を改善します。

もう一つのトレーニングは、肘を90度に曲げて、体の前で、チューブを外側に引っ張る運動です。

このトレーニングをすると、肩まわりと肩甲骨の筋肉を鍛えることができるので、痛みを伴うような肩こりを改善することができます。

両側の肩甲骨を引きつけながら行うことで、凝りやすい背中上部の血行を整えて、肩こりを起こりにくくすることができます。

コツは負荷を軽くすることです。

重い負荷は筋肉を緊張させてしまうだけでなく、疲労させてしまうので、肩こりを改善するどころか悪化させてしまうことがあります。

トレーニングと言えば、高い負荷で筋肉をつけるものと思われがちですが、肩周りの筋肉は数が多く、細いので高負荷の運動をすると炎症を起こしたり、筋を痛めることになります。

筋を痛めてしまうと五十肩のように痛みが長期間続くことになるので、そうならないように軽い負荷でトレーニングを続けましょう。

トレーニングチューブを使ったこれらの運動は、毎日朝、晩の二回行うと短期間で効果を発揮します。

若ければ若いほどトレーニングの成果が出やすいので、40代から50代の女性ならば、2週間程度で肩こりが軽くなったと実感できます。

60代以上になると回復力が弱まるので、トレーニングの成果が出るまで時間がかかりますが、1ヶ月程度継続して行えば次第に肩こりが改善していきます。

しつこい肩こりは基本的には整形外科・接骨院などに通院をしながら、家庭でトレーニングを毎日するというのが一般的です。

症状がひどい場合には、病院で牽引治療などを行いながら、トレーニングチューブでの運動をすると、少しずつ症状が改善します。

肩は毎日たくさん動く部分なので、一度炎症が起きると治りにくいとされていて、五十肩のような痛みを伴う場合は、年単位での通院やトレーニングが必要になります。

そのため焦らずにじっくりと低負荷のトレーニングを行って、その成果を確認するために1ヶ月から2ヶ月に一度通院をして、肩の状態を医師に見てもらうのも肩こりを短期間で改善するためのモチベーションになるかもしれません。

もちろん長期間ひとりでコツコツできるという方は毎日トレーニングを続けることで、いつのまにか肩こりの回数が減り、症状も軽くなることでしょう。

肩こりは放置していると頭痛や首の痛みの原因にもなるので、症状が重くなる前に改善することが大切です。

お風呂に入って温めたり、低周波治療器を用いるなどの方法もありますが、積極的にエクササイズで体を動かして筋肉を鍛えたほうが、根本的な治療に繋がります。

トレーニングチューブを用いたエクササイズぜひ毎日の生活に取り入れて見てください。


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